SOJO modelの進め方

このページではSOJO model のおおまかな進め方や必要な人材、主な注意事項を説明します。その多くは「地域づくり型保健活動の考え方と進め方(医学書院:2003)」に基づいています。それそれの説明に掲載されているページを示しましたので、詳細はそちらを参照してください。

SOJO modelの構成

 SOJO modelは、準備期、活動方針検討期、実施期、評価・再検討期の4期で構成されています。

ファシリテータの練習図.pngクリックすると拡大しますそのうち活動方針期での計画書作成の段階において参加的目的描写法を用いたワークショップが行われます。 その経過は息の長いものになります。 目的とする地域での住民の健康な姿が実現するまで、実行と評価・再検討が繰り返されることになります。

参考図書p69~もあわせてご参照ください。
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■各期の進め方を簡単にご紹介します(一部工事中・・お待ちください)

準備期

対象コミュニティの選定条件

  • モデル的に実施する場合、うまく進めてそこから、スタッフも住民もともに進め方のこつを学ぶため、コミュニティの選定は重要です。
  • 選定の際に重要なことはリーダーの特徴、コミュニティの雰囲気、コミュニティと行政、専門家とのバランスの3点です。
  • 参考図書p73~もあわせてご参照ください。

対象コミュニティの選定方法

  • 市町村レベルでの協議会や委員会などでの実践やコミュニティ側から意思表示があったコミュニティの実践のように最初から対象とするコミュニティが決まっている場合と、モデル的な実践など同様なコミュニティから選択する場合と2つの方法が考えられます。
  • コミュニティを選択する場合、同様なコミュニティの集まる場、例えば町内会長の会合や食生活推進員の総会や地域代表者の会議、さまざまな自助グループの集まる会合などを利用して、このような進め方を試みようというコミュニティはないかを問いかけるという方法もあるでしょう。 問いかけるに先立って前述の条件に合いそうな地域に誘いかけて根回しをしておくということも方法の選択肢に入れるべきでしょう。

参考図書p74もあわせてご参照ください。
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活動方針検討期

参加的目的描写法

第1段階 (目的、基本的な考え方の共有)

 基本的な考え方を共有し、地域で実現したい理想の暮らしの姿を考えます。

参考図書p80~110~もあわせてご参照ください。

第2段階 (目的実現のための条件や活動方法の共有)

第2段階関連図.pngクリックすると拡大します第2段階では、理想の姿の上位目的や理想実現のための条件、その条件を実現するための下位の条件、あるいは条件実現のための具体的な行動や事業などを話し合い、関連図として描きます。この段階が参加的目的描写法の中心的なステップになります。話し合いへの入り方や注意事項など、参考図書p82~,123~をご参照ください。

第3段階 (事業や活動としてのまとめ)

3段階では、第2段階で出てきた事業や行動について、それらを中心とした目的関連図を描きます。また、関係者の役割の検討する役割行動表を作成したり、評価のための調査票の作成を行います。この段階での具体的な作業については、参考図書p83~,154~をご参照ください。

第4段階(計画書、報告書としてのまとめ)

第3段階で作成した事業を中心とした目的関連図をもとに、文章化し、計画書・報告書としてまとめる段階です。 参考図書p84,154~をご参照ください。

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実施期

参考図書p76~もあわせてご参照ください。

評価・再検討期

参考図書
p76~もあわせてご参照ください。

関係する人材

参考図書
p66~もあわせてご参照ください。
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About.pngSOJO modelで主な役割を果たす人材は次のような人たちです。

全体のスーパーバイザー

  • DSCF0536.jpg全体の進め方について、先々どうなるのかを見通しながら現在の状況をふまえ、今後どうすべきかを示す役割が必要です。スポーツの監督やオーケストラの指揮者のような役割をする人をスーパーバイザーと呼ぶことにします。
  • 重要な役割は、試合や音楽の全体としての組み立てや流れを捉えて、統合的視点から全体を見通すことです。
  • 話し合いの進め方やメモの取り方だけに気をとられるのではなく、常に全体の構成を視野に入れる努力をしながら取り組んでみることです。それを何度かやっているうちに、コツをつかみ、全体の流れが視野にはいるようになるというほうが適切かもしれません。
  • 参加者の多くがこの進め方に慣れていない場合は、特にスーパーバイザーの役割が重要ですが、ほとんどの人が慣れてきたら、全体構成に対する理解は、参加者すべてに求められることです。
  • 野球でもサッカーでも、選手1人ひとりが試合全体の流れをつかんでこそ、スムーズな試合運びになるのでしょうし、奏者の1人ひとりが曲全体の意味や流れをつかんでいなければ、いい演奏にはならないでしょう。

グループワークのファシリテータ

  • PICT0555.JPGワークショップでの話し合いを進めるためのグループリーダーの役割です。 参加者が意見を出しやすいような雰囲気を作り、発言の勇気を与え、発言したことの喜びを与える役割です。 そこで、この役割をする人をファシリテータと呼ぶことにします。
  • ワークショップでは、ファシリテータは肩の力を抜いて、気楽に笑顔で進めることが大切です。 参加者個々の発言の1つひとつにあまりとらわれることなく、全体の流れをとして捉え、話し合いに詰まったときでも、その状態を自分で背負ってしまうのではなく、楽な気持ちで参加者と共に、詰まった状態から抜け出す要領のよさなどが求められます。 最初のころはなかなかうまくいかないものです。 慣れることで上手になっていきます。
  • もちろん、うまく進めるためには、最初は練習が必要です。 参加的目的描写法での話し合いの進め方にはルールがあり、SOJO modelに初めて接する人にファシリテータとしてのトレーニングをする場合、それなりのプログラムが必要です。
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コミュニティの住民リーダー

  • これから働きかけようとする場で一緒に進めようとするグループや組織、職場、あるいは地域などリーダーと、進め方などを相談することは重要なことです。 逆に言えば、相談できるリーダーのいるようなコミュニティで進めることが得策です。
  • そのようなリーダーとは専門家や行政が活動の進め方や進行中での悩み、行き詰まりなど相談しながら進めます。 その相談に対して、「よし、自分が何とかしてやろう」というのではなく、一緒に考えて、地域のことは、なるべく地域の人たちと相談しながら進められるような役割が住民リーダーに求められます。 ですから、コミュニティのリーダーには、これまで自分たちが進めてきた活動に対する強い自信よりも、この先どうすべきなんだろうという疑問や違った考えでも取り入れる幅の広さなどが求められるでしょう。
  • 参加的目的描写法に慣れていない時期には、住民リーダーとメンバーと専門職とが一緒に悩んだり、行き詰ったときの解決方法などを考えながら進めることで、慣れてくるものです。 特にコミュニティ・リーダーとは、事前の打合せや事後の反省会などで地域の人たちの様子なども一緒に考えることが重要です。

ワークショップ参加者

  • ワークショップの参加者は、「自分たちのコミュニティで、どのような健康な暮らしを実現すべきなのか」ということを話し合っていく主体であり、主役です。 人ごとではない、よその話ではない、自分たち自信が目指す健康な暮らしの姿を話し合っていくことになります。
  • 当初は、このような話し合いの進め方になかなか慣れず、進め方も受け身的な参加になる場合も多くあります。 しかし、話し合いに慣れてくると、参加の仕方も主体的になってきたり、主体性の強い参加者が増えてきたりします。 ワークショップの主催者は、参加者が受け身的な場合もそのことで批判的になるのではなく、進め方やその意義についての理解を深めるよう働きかけたり、慣れてくれば大丈夫であることを説明して勇気づけることも必要です。 そのためにはワークショップ後、数日以内に参加者に個別に接触を図るなど、十分なフォローが重要な意味を持ちます。
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