BiNDweb

2008年7月2日

  伊勢原市では、健康づくりの地域リーダーとしての健康づくりサポーター養成講座を開設して、今年度3年目を迎えます。です。

 そこでは、自分たちの町での目指すべき健康な姿とそれを実現するための条件を考えて、その条件充足のためにサポーターは何をするべきか、あるいは何ができるのかという、自分たちの役割を自分たちで考えるという、参加的目的描写法を用いた進め方をしています。

 6月に一度スタッフの打ち合わせをして、去年の反省や疑問を出し合い、今年度に備えました。

 昨日は初回で、担当者からこの進め方を採用した趣旨を説明し、その後、なぜ目的から考えるのか、なぜ問題から考えないのか、そして具体的に表現することの大切さなどを説明しました。
 参加された方たちの反応もとてもよくて、これからが楽しみです。

2008年6月29日

  しばらく書き込んでないなと思ったら、あっという間に2週間ほど過ぎていて、その間、健康教育学会があったり、静岡県立大学短期大学部のワーキンググループの皆さんとの作業があったり、仏語圏アフリカからのカウンターパート研修の皆さんと時を過ごしたりと何やかやと多忙でした。

 本当は一つ一つを紹介するつもりだったのですが、ちょっと油断すると2~3日すぎてしまいます。

 平河町に行く暇もないので「平河町日記」という名称もふさわしくないかもしれません。とにかく超多忙というか作業がたまってしまっただけなのですが。

 今日は本当は健康福祉政策学会の準備会の予定が中止になって、申し訳ないがほっとして作業に集中しました。ということで、いまはビールが飲みたいです。

2008年6月10日

 伊勢原市では、3年前から健康づくりサポーターの養成講座でPGVMでのワークショップを取り入れてきました。
 昨日は、今年度の実施に向けてスタッフの事前打ち合わせと学習を兼ねたミーティングでした。3年間かかわっている人や今回初めてかかわることになった人。保健師、栄養士、事務職などが集まりました。

 最初にこれまでかかわった人が、感想や今自分に残っている疑問などを出して、次に今回初めてかかわる人が、不安や期待などを出し合いました。

 これまでかかわった感想としては、「みんなで正解を探していく話し合いだと実感できたらとても楽になった」とか「以前の関わり方では参加している住民の人たちが言われたことしかやれなかったのが、自分たちで考えるようになった」「スタッフと住民の間に上下関係のようなもの、栄養士が先生といわれて、栄養士としても居心地がよくなかったのだけど、この話し合いを通してそんな関係が解消されていったような気がする」などがでました。

 また初めてかかわる人からは、「ファシリテータができるだろうか、という不安があったのだが、今まで進めてきた人たちの話を聞いていると楽になった」という声も聞かれました。

 最初、わかったような、わからないようなという感じでかかわっていた人たちも、だんだん混沌のなかから、目指すところやそのための条件を自分たちで探していくという体験をすることで、協働や同じ目線で話し合うということを体感できるのかなと思いました。

 ミーティングは、とても和やかに、楽しい雰囲気で進みました。ワークショップが楽しみです。

 初めてファシリテータの役割を持たされると、つい「何とかしなくては・・」とか、「どう進めようか」などと堅くなってしまいがちですが、とにかくあまり意識せずに、友達と旅行の計画たてるような雰囲気でやればいいのでしょうね。私としては、話し合いが進んでくると誰がファシリテータかわからなくなるような、そしてファシリテータがいなくてもいい方向を目指すべきだと思っています。

2008年6月5日

 熊の話が何であったのか、渡辺さんが思い出してくれました。民家に熊が出没して作物の被害や住民が襲われるという事態が起こっていた頃でした。

 そんなとき、元々住んでいた熊と人とが、本来はどう暮らすべきかというところから考えるというのがType A ということができます。

 原因を探してそれに対応策を考えるというのが、三角構造を考えない場合の分析的思考による対応で、「熊に食べ物がなくなったから里に出てくるのだから、みんなでドングリを拾って熊の住んでいるようなところにばらまこう」とか、「里に餌になるようなものを植えるからなので、植えないようにしよう」あるいは、「植えているところに熊が入れないように柵を作ろう」などの対策が、次々と考えられのだけども、どうも根本の解決にならない。

 Type B の進め方では、「熊が作物を荒らさないようになるためには」ということを中心課題において、そのために条件を考えるという進め方になります。

 その際、ただただ思いつきを話すだけでなく、そのことが、全体の目的実現にひつような条件整備の一環として位置づけることで、全体枠組みを意識することができる用になるプロセスがSOJO Type B なのでしょう。

 しかもこの場合、上位の目的を考えると、「やっぱり本来は共に生きるということかもしれない」というところまでたどり着けば、当面の解決策だけでなく、将来的な解決策も考えることができるのでしょうね。

 馬場さん、若林さん、田中さん、渡辺さん、何か気がついたらメールをください。訪問者の皆さん、話が見えないなどの感想でも結構ですので、感想やご意見などをお寄せください。

 ということで、元々は、この日記には訪問者からのコメントをいただくようにしていたのですが、変な書き込みばかりが入るので削除しました。トップページの「お問い合わせ・感想などはこちらから」というところからどうぞ。

2008年6月2日

なにげなく、過去のブログをみていたら、2004年07月30日に、以下のような書き込みがありました。これはまさに最近言っていることで、最近ではType A とType B という表現をしています。下位の記事では不完全型と表現しているのがType B ということです。なお、その時の記事にある「熊の話」というのがどうも熊に出会ったときの話と出会わないようにどうするかというような話だったような記憶がかすかにありますが、何だったのやら。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 昨日4時ごろから、田中、若林、馬場、渡辺、湯浅、岩永のメンバーで、地域づくり型保健活動の適応と枠組みについてとりあえず話し合ってみました。

 まず、目的で分けると、これまでのように、「例え障害があっても」とか、「糖尿病があっての無くても」のような、自分たちにとってほんとうに良いものは何だろうと考えていく「自分探し型」「プロセス重視型」と、中国での「予防接種の接種率の向上」とか、「運動をする人を増やそう」というような場合の、「結果重視型」「参加者の役割探し型」とがあるのではないかということがでました。

 また、手順で言えば、第1段階の理想の姿を探すディスカッションに十分時間をかけるタイプと、「予防接種の接種率の向上」、「運動をする人を増やそう」などという目的なら、その地域でそれを象徴する具体的な住民の生活としての表現を探すタイプとに分けられるのではないかということがでました。
 この後者の場合、第1段階で参加者間の価値の認め合いや相互学習がそれほど期待できないため、不完全型地域づくり型保健活動と表現してみました。しかも、このタイプは、とても大きな危険性をはらんでいるという指摘もあり、今後具体的な場面を想定しながら、どう定義すればその危険を回避できるかを考えることが必要なのでしょう。

 若林さんが、熊の話はぜひ日記に書くようにと言いましたが、長くなるので、またの機会に書くことにします。