2009年5月
5月31日
先日、新卒で行政に入った保健師さんや栄養士さんと話をする機会がありました。どうも気になるのは、行政でも、ここの事業の進め方は問題になるのだが、それらがくみ合わさって全体で目指そうとしているのは何かというところの議論がどうもなおざりになっているのではないだろうかということです。
急性感染症や結核、乳幼児や妊産婦の死亡などが地域保健活動の中心課題であった時代は、活動の目的設定に、住民や専門家の価値観が考慮される必要はなく、それらをいかに減少させるかということがひたすら目的となりました。しかも、それらの目的は専門家の指導を素人が実践することでほぼ完全に予防することができました。
ところが現在の健康課題である生活習慣の改善や子育て、心の健康、高齢者の問題などは専門家が教えてくれたとおりに実行しても、それでうまくいくとは限りません。しかも、特に子育てや高齢者のさまざまな課題への対応などは、そもそもどうなることがうまくいくことなのか、その人自身の価値観や周囲の人たちの価値観、専門家の価値観が違うなかで進めていくことになります。
一緒に活動を進めていく人たちが、お互いの価値観を認め合い、学び合い、「そもそもはどうあることがうまくいっているということなのか」というところから考えることが、時間はかかるけれどもとても大切なことなのだと思います。 「そんな暇なありませんよ」というこの中に、いろいろなもやもやの種が潜んでいるような気がします。
5月26日
公衆衛生学会の演題締め切りが迫ってきました。
今回は、ある市で、保健センター建設の構想を検討した経過と、検討の結果出てきたその市での保健センターの機能について紹介して、検討の進め方や保健センターの機能について、もっとよい進め方や重要な考え方はないかという視点から、問題の指摘や提案などを議論できる機会になればということを目的にしました。
手順としては、市の保健医療対策審議会に市民2名、学識経験者2名からなる専門部会を設置し、また行政側では関連課の課長など15人からなる幹事会が設置され、1回目の専門部会の会合に、幹事会のメンバーも臨席していたため、部会から合同で話し合うことを提案、全員がグループに分かれ、どんな保健センターであったらいいかということから検討を始めました。
つまり、まず「市の保健センターのあるべき姿」を整理し、それを実現するために必要な機能やスペースについて検討を行ったという手順です。
その詳細や、ここで出てきた機能については、10月に奈良で行われる日本公衆衛生学会でということにしましょう。。
5月23日
今日の写真は茨城県の袋田の滝です。なかなかの見所です。車で行っても、かなりの距離があるなあという感じでした。
新緑もいいし、紅葉の時も良さそうです。冬には滝が凍ってテレビのニュースで放映されたりします。
5月17日
健康社会学研究会の発表用の資料を作りました。今回は認知構造の確認を数枚入れてみました。
何かを見ようとするときは、どういう視点で、なにを見ようというのかを決めておかなければ、単に「きちんと見ましょう」「よく見てください」では難しいのでは、ということや、あるものに見えると、他の見え方ができなくなってしまうのではないかということ、います。自分に、ある見え方ができると、それをなかなか変えられないものではないでしょうか、というようなことを試してみましょうというものです。
関心のある方は、5月30日(土)、13時から、健康社会学セミナーに参加してみませんか。場所は日本子ども家庭総合研究所です。
5月12日
連休は明けたというのに体調がなかなか戻りません。どうも気候の変わり目というのが苦手で、以前からよく体調を崩していました。どうも、体温調節など気候への適応能力が低いみたいで、暑いのも寒いのも苦手ですね。
などといっても仕方ないし、しなくてはならないことはけっこうあるし。
「地域を知る」「住民を知る」とはどういうことなのか、ということをまとめようとしています。知ろうと思えば知ることができるのか。
「きちんと地域を知らなければ本当の活動はできない」というような表現でいわれることの怪しさ。やがて20年ほど前から、相談した先生から「地域の課題を見つけるためには、地域の情報をちゃんと集めて、それをきちんと分析するところから始めるのよ」と指導されて、「それはいままでもやってきたはず。やり方が悪かったのか。集めた資料が足りなかったのか。分析の仕方が悪かったのか」などと悩んでいる現場の保健師さんを何人も見てきました。
たぶん、最初にするべきことは情報の収集ではなく、目的の明確化と、その目的達成のために必要な条件の検討があって、その上で目的となる状況の現状を表現する情報は何か、条件群の現状を表現する情報は何かを明確にすることで、どの情報を集めるべきかが明確になるはずなのでしょうが、そのプロセスがその当時は大切にされていなかったように思います。
面倒な手順ではあるでしょうが。
5月6日
体調が万全ではなかったのですが、入間の茶畑を見に行ってきました。いわゆる狭山茶の産地です。これが東京の近郊かと思うような茶畑が広がっていました。
もう刈り込んであるところもあって、もう少し早い時期の方が緑がきれいだったかもしれません。しかし一面に広がる茶畑は結構な眺めでした。
車で行ったので停めるところがなかったので、電車で行って散策するといいかもしれません。
5月4日
連休に入る前あたりから体調がおかしくなり、新型インフルエンザが出てきたとたんに咳と咽頭痛がでて連休前半はほとんど寝て過ごしました。
連休が明けるとあっという間に5月中旬になってしまいます。本当に有意義な毎日を送っているのだろうかなどと不安になることもあったり、そうすると「有意義とは何だろう」みたいなことを考えてしまったり。
しばらく以前に古今亭志ん朝や桂枝雀が亡くなったときにちょっとショックだったのですが、友人や同世代の知人が亡くなるという体験は結構、重たいものがくるものですね。「自分は本当に生きているといえるのだろうか」とか、結局はいまの自分を続けるしかないはずなのに、なんとなくいろいろなことを考えさせられるような・・・。
ま、連休明けにまた、ぼちぼちやりましょうかね。
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